速開都比売神社(はやあきつひめじんじゃ)

速開都比売神社(はやあきつひめじんじゃ)青い鳥居

速開都比売神社(はやあきつひめじんじゃ)

神社の由緒

速開都比売神社(はやあきつひめじんじゃ)には、水の神・山の神・龍神が祀られています。御祭神の速開都比売命(はやあきつのひめのみこと)は水の神、開運の神として人々の心願成就の御神徳があり無病息災・家内安全・事業繁栄の導きの神として信仰されています。伊吹戸主神社は災いを清める神、大瀧では龍の守護神が祀られています。神告げによりこの地に1973年(昭和48年)より8年をかけて社殿が建立されています。
御祭神の速開都比売命は、伊邪那岐命と伊邪那美命が神生みにより9組目に生んだ神様で、神事の「大祓詞(おおはらへのことば)」にも出てくる祓戸四神の一柱です。古事記の記載によると、ここより7kmほど下流の速川神社の御祭神「瀬織津比売神」が人々の罪や穢れを川から海に流し、速開都比売がそれを呑み込み、伊吹戸主が黄泉の国へおくり、速佐須良比売という神様が運び去ってきれいに消し去ってくれるとされています。
また、速開都比売神社は、水の神であり、川に流れる清らかな水、壮大な海の守り神として青い鳥居が奉納祈願として献上されており、この全国的にも珍しい青い鳥居は開運の御神徳があるとされ全国から多くの参拝者が訪れています。

速開都比売命(はやあきつのひめのみこと)

みどころ

湯之内吊橋

神社へ参拝するためには一ツ瀬川を渡らないといけません。そしてそこに架かっているのが吊り橋です。水面からの高さは10メートルくらいで、橋床は金網のスケルトン構造になっているため、恐怖しかありません。おまけに揺れます。高所恐怖症の方には神様のご加護を受けるための試練と思ってください。
水質やダムの影響か水面の色がエメラルドグリーンから時期によってはやや乳白色がかかった緑色をしていてすごくきれいに見えます。橋を渡ると右手に100メートルほど進んだところに神社があります。

湯之内吊橋湯之内吊橋 湯之内吊橋下が透け透け

青い鳥居

速開都比売神社は、全国的にもめずらしい青い鳥居の神社です。鳥居は聖なる領域との境界に立つもので神聖な物=「白」ということで、もともとは白色=白木の鳥居でした。神仏習合の時代に仏教の考えが入り、魔除け=「赤」ということで、鳥居において邪気を祓うことから朱色に塗られるようになりました。その他にも、方角によって色の違う鳥居があるなど、全国では白や赤以外にも黒や黄、青などの鳥居もあるようです。
速開都比売神社では、御祭神が水の神様でもあることから青色の鳥居が奉納祈願として献上されているようです。
現在全国で4か所ほど確認ができている青い鳥居の神社ですが、宮崎県には2か所あります。一つはここ「速開都比売神社」で、もう一つは同じく宮崎県の延岡市にある「港神社」です。

青い鳥居全国的にもめずらしい青い鳥居

参拝鐘(さんぱいかね)

神社入り口の建物のところに下がっている参拝開運自祓いの鐘です。鐘を三回鳴らして神様へ自分がお参りに来たことをお知らせします。そのあとお参りすると参拝開運を授かり願い事が叶うそうです。

参拝鐘参拝鐘(さんぱいかね)

伊吹戸主神社

気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)は、速開都比売命と同じ祓戸四神の1柱であり、大祓詞にも登場し海原に強風を生み出し罪穢を吹き払い災いを清める神とされています。
速開都比売命を祀る本殿を参拝した後に伊吹戸主神社へ参拝すると良いそうです。運気を呼び込む神様で、風の神とも称し参拝すると御神徳として勇気を授かります。

伊吹戸主神社伊吹戸主神社

龍の守護神を祀る大瀧

伊吹戸主神社から奥へ行ったところにあります。大瀧の水は天から降る雨が土に浄化されて流れる「神水」として信仰されており、夏の日、嵐の日は激しく流れ、春の日、秋の日は穏やかに流れ、冬の日は弛みなく流れている水の強さはまさしく自分自身の人生と同じであると教えられています。
「開運祈願・健康祈願・家内安全祈願」をこの大瀧の神々に祈願される方は、大瀧の水を汲み、持ち帰り、災い祓いの水として家の四方にまくと良いとされています。

大瀧大瀧

龍の玉

龍神は天に昇ることから成功と幸運を導くご利益があります。この授け玉をみがくと祈願が叶うとされています。

龍の玉龍の玉 龍神龍神

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御朱印

速開都比売神社の御朱印です。書置きタイプで初穂料500円を賽銭箱へ入れていただきます。

速開都比売神社の御朱印
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神社の概要

住  所:宮崎県西都市大字片内字湯之内11843番地3
電  話:0985-74-3433
御 際 神:速開都比売命(はやあきつのひめのみこと)
御 神 徳:開運・心願成就・無病息災・家内安全・事業繁栄
創  建:1973年(昭和43年)より8年をかけて建立

アクセス

西都市内から西米良村へ続く国道219線から少しわき道に入ったところにあります。特に大きな案内板とかも無いため入り口を通り過ぎないように気を付けてください。速川神社から7kmほど進んだところのわき道を左へ下っていきます。小さな案内板がありますので見落としなく。
脇道へ入ったら800mほど進んだところの道路の脇に参拝者専用の駐車場があります。そこからは徒歩です。

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