そば庵 みやなが

そば庵 みやなが

そば庵みやなが

宮崎県高原町の御池近くにある古民家蕎麦屋です。純手打ちの九割そばで、そば粉は北海道産など国産の蕎麦粉を使用しています。注文を受けてから蕎麦を打つため、出てくる蕎麦は香りがふわっと立ちます。10割蕎麦でもあまり香りを感じられない蕎麦打ちのお店が多い中、そば庵みやながの蕎麦は蕎麦の香りが楽しめるので、そば通にはたまらない蕎麦です。
また、そば庵みやなががある土地は神武天皇がお生まれになった伝承が残る地で、みやながで使用している水は、神武天皇が体を祓い清められたと伝えられている「祓原」から流れ出る「秡川」の神話の名水を使用しています。水道水を使用した場合、どうしても水道臭が蕎麦に移ってしまいますが、透き通るきれいな水を使用してるので、蕎麦の香りを逃がさずに提供できているのだと思います。
場所は集落の中にあるのでややわかりにくいと思いますが、霧島バードライン御池線と呼ばれる国道223号線を進んでいくとのぼりや看板が出ているので分かりやすいと思います。
人気店のうえ、蕎麦が無くなり次第営業終了となってしまいますので、お昼を過ぎて遅くなるようでしたら予約をして行かれることをおすすめします。

おすすめのメニュー

おすすめするのは「天ぷらざる蕎麦(税込1700円)」です。ふわっと蕎麦の香りが立ち、蕎麦本来の味を楽しむには「ざるそば」がおすすめです。「かけそば」ももちろん美味しいのですが、温かいつゆに入れられた蕎麦は香りが飛び出汁や醤油の香りが移ってしまいますので、蕎麦の香りを楽しみたい方は「ざるそば」をおすすめします。
セットの内容は、ざるそばに天ぷら、小鉢、漬物、ご飯といった内容になっています。天ぷらは、海老の天ぷらにかぼちゃ、さつま芋、人参、白ネギ、エリンギで、抹茶塩でいただきます。かけ蕎麦の方は出汁の中に入れて天ぷらそばにしても美味しいと思います。季節によって内容も変わると思いますが、今回は特にかぼちゃが味が濃くほくほくしていてとても美味しかったです。
写真左奥の小鉢はこんにゃくでした。とても柔かくみずみずしいこんにゃくは御主人の手作りで、薄く醤油で味付けされていてこれもまたおすすめの一品です。
今回は、訪問した時期が良く、ちょうど北海道産の新蕎麦が入荷したタイミングでしたので、特に香りが良かったです。つなぎを1割加えた九割蕎麦は、コシも強くのど越しも抜群でした。

天ぷらそば天ぷらざる蕎麦

蕎麦湯はお店の人に頼めば出してくれます。食後に蕎麦の香りをもう一度楽しみながら美味しくいただきました。

蕎麦湯蕎麦湯

お店の外観・内観

お店は古民家の内装をお店用に若干改装した程度で、外見は入り口にのれんが掛かっている以外は普通の田舎の古民家といった感じです。

外観お店の外観

内装は昔ながらの生活感を残しつつ、客席用にふすまを取り除いて広くスペースが確保されています。縁側の方には囲炉裏もあります。

内観お店の内観 囲炉裏囲炉裏席

お店の手前にある庭は植木や岩などがきれいに配置されていてよく整備されています。秡川のきれいな水が流れていて、川のほとりには苔の緑がきれいに並んでいて、池には錦鯉も泳いでいます。

庭お店の庭

お店の外には待合所もあり、空席待ちのお客様のための心配りもうれしいです。

待合所待合所

メニュー

メニューは蕎麦のみで、「ざる蕎麦(税込1000円)」、「かけ蕎麦(税込1000円)」、「天ぷらざる蕎麦(税込1700円)」、「天ぷらかけ蕎麦(税込1700円)」の4つだけです。
蕎麦はお持ち帰りもできます。生の蕎麦とつゆのセットで、自宅で茹でていただきます。

メニュー表メニュー表

お店の周辺

秡川湧水園

そば庵みやながの隣には、神話の名水と言われる湧水が流れている公園があります。採水所や水路を整備してある公園で、敷地内には国重要無形民俗文化財の秡川神楽が奉納される神楽殿もあります。この水路の水源地となる祓原(はらいばる)は、神武天皇がお生まれになった際、不浄を祓われたと伝わる地で、そこに湧き出る水で清められたと伝わっています。
水質はミネラル分が適度に含まれている硬水と軟水の中間で、コーヒーや紅茶を淹れるのに適しています。毎月水質検査も実施しているみたいで、採水所としての整備もしてあります。近くまで来られる際はペットボトルを準備しておくと良いと思います。

秡川湧水園秡川湧水園

十割蕎麦を探す

お店の概要

営業時間:11時~15時
定 休 日:水曜日
住  所:宮崎県西諸県郡高原町大字蒲牟田6483-2
電  話:0984-42-5811
駐 車 場:有(お店の敷地内に7~8台程度)

アクセス

高原町内または宮崎自動車道高原インターチェンジから国道223号線を霧島方面へ10分ほど進んだところにあります。御池の手前を国道から少し入ったところです。国道沿いに看板やのぼりが経立っているので目印にしてください。

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