都農神社(つのじんじゃ)

都農神社(つのじんじゃ)拝殿

都農神社(つのじんじゃ)

神話とのゆかり

宮崎神宮にて日向の国の政治をおこなっていた神倭伊波礼琵古命(カムヤマトイワレビコ)=神武天皇は長男である五瀬命(イツセノミコト)と相談し、より広い国を治めるため東征を計画します。
そして45歳の時に宮崎県日向市美々津町の港(立磐神社)からいわゆる「お船出」をおこない大和の国(奈良県)を目指すことになります。神武天皇は宮崎の宮(宮崎神宮)を立った後、湯之宮神社(宮崎県児湯郡新富町)あたりで湯を飲み、ここ都農神社に立ち寄り、国土平安、海上平穏、武運長久を祈念し御祭神を鎮祭されたと言われています。

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神社鳥居

神社の由緒

日向国一宮としてこの地方において最も格式の高い神社で、創建は神武天皇御即位の6年前と伝わっています。
都農神社の御祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト)=大国主命で、天照大神(アマテラスオオミカミ)の弟である素戔嗚尊(スサノオノミコト)の娘の櫛名田比売命(クシナダヒメノミコト)と結婚したスサノオノミコトの娘婿にあたる神様です。
御祭神の大己貴命(大国主命)は多くの子をもうけたと伝わっており、「縁結びの神」や「子孫繁栄(子授け)の神」と言われています。また、医療の法を定め多くの人々を助けた事により、病気平癒の神とも言われています。その他にも国造りをされた事により、事業開拓(商売繁盛)の神とも言われていて、神武天皇の願いを叶えた都農神社は、心願成就にご利益があるパワースポットとして、県内外の人から多くの信仰を集めています。

都農神社神門都農神社神門

みどころ

石持ち神事

本殿手前の参道にかかる神橋の右脇で「神石」が置かれていますので、参拝前にひとつ受け取り、本殿参拝後に本殿裏にある「神の石納所」に願いを込めて納めてください。神の石納所へは本殿左側から回るようになっています。都農神社は神武天皇の願いをかなえるほど心願成就にご利益のある神社です。心を込めてお願いをしてみてください。

神の石神の石 神石納所神石納所

あぶら石

「神石」が置かれている反対側(参道左脇)にあります。昔、都農川が増水し参拝者が神社に来れないことがあった時、この石に油を注ぎ火を灯し都農神社の遥拝所としていたことから「あぶら石」と呼ばれるようになったそうです。この石に祈りを込めて触れることで目標達成や自身の願いを叶えてくれるとされています。

あぶら石あぶら石

開運大絵馬

大国様の大絵馬です。御祭神大国主命のことで、七福神の大黒様とは違いますのでご注意ください。大国主命は6人の妃との間に181人の子をもうけたことから「縁結び」、「子孫繁栄」のご利益があります。その他にも因幡の白兎を治療したことから「病気平癒」、国造りした事から「事業開拓」や「商売繁盛」のご利益があるといわれています。

開運大絵馬開運大絵馬

自祓所(じばらいしょ)

神門左手前の手水舎のところにあります。水で手や口を清めるだけでなく、祓串(はらいぐし)でお祓いができるようになっています。祓串を左→右→左の順番で大きく振りながら「祓へ給い 清め給へ 守り給い 幸(さきわ)へ給へ」と唱えるそうです。

自祓所(じばらいしょ)自祓所(じばらいしょ)

撫で大国

御祭神の大国主命は神話に出てくる神様で、国土の開拓やあらゆる病気の平癒をおこなったり、恋多き神様として有名です。大袋に打出の小槌と言えば「大黒さま」の象徴とされ、その姿に誰もが心を和ませます。都農神社には「病気平癒」、「子授け」、「商売繁盛」などのご利益がありますが、この「撫で大国」を撫でることでより一層のご利益があるとされています。

撫で大国撫で大国

撫でウサギ

御祭神の大国主命が因幡の国へ訪れた時、サメに皮を剝がされて泣き叫ぶウサギがいました。大国主命がそのウサギに「真水を浴び蒲の穂の上に寝転ぶと良い」と伝え、その通りにしたウサギはみるみる元気になったと伝えられています。このことから、ウサギは病気平癒のご利益や、その行いから素直な心を表す象徴とされるようになりました。この「撫でウサギ」を撫でることで無病息災等のご利益があるとされています。

撫でウサギ撫でウサギ

大杓文字

都農神社では杓文字は古来より病気平癒のご利益があると伝えられているようで、鎌倉時代の「塵袋」(現代の辞書のようなもの)にも記載されています。大杓文字で体の悪いところ、または全身を撫で、お願いごとを念じながら大杓文字を振り鈴を鳴らすと良いそうです。

大杓文字大杓文字

御神象

「御神象」は、都農神社の御神木である夫婦楠木の俣またから生れ出でた神象で、大国主命の化身であるとして広く信仰を集めているそうです。また、神象の体の向かって左側にはハートマークが浮き出ていて、撫でることで「恋愛成就」や「夫婦円満」のご利益があると言われています。

御神象御神象

願掛け太鼓

叩き方は、①太鼓に一礼、②撥を持ち、願いを込めて大きく太鼓を打つ、③もう一度太鼓に一礼する。

願掛け太鼓願掛け太鼓

素盞鳴神社

都農神社の本殿に向かって左側に鎮座する摂社で、御祭神は大国主命の父神言われている素盞鳴尊です。「武運必勝」、「悪疫退散」などのご利益があります。

素盞鳴神社素盞鳴神社

ねずみの彫刻

本殿の裏に回ったら上をよく見てください。木彫りのねずみがいます。 都農神社にねずみの彫刻がある理由は、むかし大国主命が修行中に火攻めにあい逃げ場を失ったとき、ねずみが現れて大国主命はねずみの案内で穴に逃げ込み命が助かったという話が伝えられているからだそうです。ねずみは五穀豊穣の象徴とされています。

ねずみの彫刻ねずみの彫刻

御朱印

神門手前の参道左側の社務所で頂けます。初穂料は500円で、月限定の御朱印は毎月変わります。受付時間は9時から16時です。

都農神社の御朱印都農神社の御朱印
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神社の概要

住  所:宮崎県児湯郡都農町大字川北13294番地
電  話:(0983)25-3256
御 際 神:大己貴命(おおなむちのみこと)
御 神 徳:縁結び・病気平癒・子孫繁栄・家内安全・商売繁盛
創  建:不詳

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