2023年9月1日 / 最終更新日時 : 2024年10月24日ひなたの住人観光グルメ情報

そば処　天庵

天孫降臨の町として知られる高千穂町の中心街にあるお蕎麦屋さんです。使用する素材にこだわりを持っていて、蕎麦は地元高千穂で取れた蕎麦を使用した手打ち蕎麦です。お店の話では、高千穂の蕎麦は体にやさしく最高の品質だそうです。また、お米は自家栽培のヒノヒカリです。
蕎麦は店主の女将が全国でも名が知られる蕎麦打ち名人の高橋邦弘さんより指導を受けたそうで2005年から開業している人気店です。今では地元の方だけでなく観光で来られるお客さんも多く海外の方もよく見かけます。

おすすめのメニュー

おすすめするメニューはメニュー表を開いた最初のページにある蕎麦のコースメニューの「千穂コース（1500円）」です。内容は、蕎麦、小鉢、旬の天ぷら、稲荷寿司、デザートとなっていて、蕎麦はざる蕎麦とかけ蕎麦が選べるようになっています。コースは3種類ありますが、この千穂コースがメニュー表の中で一番大きく取り上げられていますし、値段も3つの中で一番お手頃となっています。
コース料理は、まず小鉢と稲荷寿司が運ばれてきました。今回訪問したのが夏ということで、小鉢は夏野菜のトマトを使ったサラダでした。湯むきしたトマトの輪切りが出汁に浸っていて、きゅうりと紫蘇が添えられていてちょっとオシャレなサラダでした。
稲荷寿司は、揚げにたっぷりの出汁がしみ込んでいて、噛むと口の中にジュワッと出汁が広がりとてもジューシーでした。

トマトのサラダと稲荷寿司

次に、季節野菜の天ぷら。夏ということでナスやピーマン、ゴーヤなど夏野菜の天ぷらでした。春頃来たら山菜の天ぷらとかが出てくるのかなぁと想像しながら美味しくいただきました。

季節野菜の天ぷら

メインの蕎麦は、細めの手打ち二八蕎麦で、今回はざる蕎麦をチョイスしました。そばつゆは鰹の出汁と香りが効いていて、ネギや山葵との相性も非常に良いつゆでした。最後に蕎麦湯をいただきましたが、そばつゆが非常に美味しかったので、蕎麦湯も美味しくいただくことができました。

ざる蕎麦と蕎麦湯

最後はデザート。蕎麦湯でつくった寒天で、上に蕎麦の実が乗せてあり寒天の甘さと蕎麦の実の芳ばしさが口の中で見事にマッチしていました。

蕎麦の寒天

お店の外観

お店は高千穂の中心街のメイン道路の神殿通り（こうどのどおり　県道50号）の脇の路地に入ってすぐのところにあります。お店には「そば処　天庵」の看板が掲げてあるのですぐわかると思います。駐車場はお店の斜め前に2台とお店から路地のさらに奥の方へ30ｍほど進んだ右側に6台分あります。

お店の外観

お店の入り口には高千穂らしくしめ縄が飾ってあります。高千穂では一年中しめ縄が飾られていますが、これは天岩戸に隠れてしまった天照大神を外に連れ出した際、二度と中に入らないように縄を張ったのが始まりだそうです。

お店入り口のしめ縄

お店の内観

店内は、カウンター席とテーブル席、座敷とあり全部で40席ほどあります。

カウンター席

テーブル席

メニューは、千穂コース（1500円）、高天（たかま）コース（1900円）、天照コース（2800円）の3つの蕎麦コースがメインで、蕎麦の単品メニューと一品料理、飲料メニューとなっている。コースの金額の違いは出てくる料理数の違いで、そば豆腐の揚げ出しや天照コースでは高千穂牛のローストビーフがついてきます。