馬ケ背(日向岬展望台)
馬ケ背(日向岬展望台)
馬ケ背は、日向岬をかたどる長さ5kmにもおよぶリアス式海岸の先端部に位置する断崖絶壁で、馬の背のように見えることから「馬ケ背」と呼ばれています。馬ケ背展望台はその断崖絶壁の先端部から日向灘の大パノラマを眺めることができる絶景スポットです。
また、日本一の柱状岩を見ると同時に眼下が透けて見えるスリル満点の展望台の「スケルッチャ」や海の青と灯台の白の美しいコントラストが見事な細島灯台など見どころも満載の観光スポットです。
観光の案内
スケルッチャ
馬ケ背の断崖絶壁を眼下に見ることができる展望台の「スケルッチャ」です。スケルッチャ展望台は、海側に幅3.3m、奥行1.8m突き出していて、床はガラス張りで眼下の断崖絶壁をガラス越しに見ることができるスリル満点の展望台です。「スケルッチャ」とは標準語の「透けるんだ」の意味を持つ宮崎弁が元になっていて、全国から応募のあった1794点の中から選ばれた愛称です。
日本一の柱状岩
馬ケ背は高さは70mにも達する垂直の柱状節理の断崖で、その規模は日本最大です。馬ケ背の柱状節理は、約1500万年前の火山活動の際に発生した火砕流が地表に堆積してできた柱状の岩が海の波による浸食を受け露出した物です。大規模噴火の痕跡を特徴づける学術的価値の高さと、岩石の緻密な性質、海岸浸食によって生み出された美しい景観が評価され、2018年2月に国の天然記念物に指定されています。
日向岬展望台
日向岬の最先端に設けられた展望台で、海から見た姿が馬の背のように見えることから「馬ケ背」と呼ばれるようになりました。展望台の先端部からは目前の大海原を遮るものがなく、広大な地球の姿を感じることができる絶景のスポットです。
周辺はリアス式海岸の入り組んだ地形や真っすぐ規則的に並ぶ柱状岩を見ることができます。
細島灯台
馬ケ背から小高い山を登ったところにある灯台です。細島灯台は明治末に海運の発展に伴い整備が進んだ細島港のために造られたもので、明治43年5月10日に点灯されました。現在の細島灯台は昭和16年に建て替えられたものを平成3年に改良工事したものです。灯台の光が届く距離は19.5海里(約36km)です。
天気が良く晴れた日には空や海の青と灯台の白のコントラストがとてもきれいで、灯台周辺の展望台からの眺めも最高です。馬ケ背観光に来た際は、この細島灯台にもぜひ立寄ってみてください。
日向岬観光案内所(馬ケ背茶屋)
馬ケ背観光の起点となる商業施設で、日向岬の観光案内所やお土産品・ソフトクリームの販売をおこなっています。食事はできません。日向市原産の柑橘類「へべす」を使ったソフトクリームやジュース・かき氷などが人気の商品です。
営業時間は9:00~17:00で、休業日は12月31日となっています。
遊歩道
馬ケ背観光は馬ケ背茶屋を起点とした遊歩道を通って行きますが、馬ケ背茶屋には遊歩道の入り口が2か所あります。一つ目は馬ケ背へ直接行く遊歩道で、もう一つは細島灯台を経由して行く遊歩道です。時間の都合などで馬ケ背だけを観光する方は馬ケ背茶屋に向かって左側の遊歩道を利用すると良いでしょう。細島灯台も一緒に観光したい方は、向かって右側の遊歩道を利用することをおすすめします。どちらからでも細島灯台には行けるのですが、右の遊歩道を利用した方が楽に回遊できるのでこちらをおすすめします。
周辺のおすすめの宿
OiseSun CAFE & HOTEL
「OiseSun CAFE & HOTEL」は周辺の観光にもアクセスがよく、米の山はもちろん、大御神社、伊勢ヶ浜、馬ケ背、クルスの海など日向市を代表する観光地がすぐそばにあるので、日向観光する方におすすめの宿泊施設です。1階のカフェではおしゃれなランチも楽しめます。(→カフェを詳しく見てみる)
観光地の概要
住 所:宮崎県日向市細島1-1
電 話:(馬ヶ背観光案内所)0982-54-6177
駐 車 場:有り(70台)
アクセス
宮崎市方面からは、国道10号線のお倉ヶ浜交差点から県道15号線を細島港・馬ケ背方面へ進みます。延岡方面からは、国道10号線の仙ヶ浜交差点から県道15号線を細島港・馬ケ背方面へ進みます。途中道路上に案内看板がいくつも出ていますので、案内看板に従って進むと良いです。