宮崎天満宮(みやざきてんまんぐう)

宮崎天満宮(みやざきてんまんぐう)

宮崎天満宮(みやざきてんまんぐう)

神社の由緒

創建は平安時代後期の西暦1190年(建久元年)に京都府の北野天満宮より勧請したことに始まると伝わっています。御祭神は学問の神様として知られる菅原道真公で、受験合格・学業成就・家内安全・厄除け・縁結びなどの御利益があるとされています。
宮崎天満宮は、宮崎市内の中心市街地が一望できる天神山の高台に鎮座しており、この地へ移転されたのは1878年(明治11年)で、南九州随一の天満宮として「天神さま」と呼ばれ親しまれています。特に受験祈願に霊験あらたかとして合格祈願の絵馬とともに合格御礼の梅もたくさん植えられています。
菅原道真公(天神様)は西暦845年(承和12年)の6月25日にお生まれになり、同903年(延喜3年)の2月25日に福岡県の大宰府でお亡くなりになられています。そのご縁により毎月25日は「天神さまの日」となっていて、この日にお参りすると特に御利益があるとされています。

宮崎天満宮鳥居宮崎天満宮鳥居 朱色が美しい本殿朱色が美しい本殿

みどころ

急傾斜の階段とアーチ橋が架かる参道

本殿へ続く参道には朱色の欄干が美しいアーチ型の橋が架かっており、その先には長い急傾斜の階段があります。森の緑と天満宮の鮮やかな朱色のコントラストがとてもきれいです。
階段の上り下りが大変なため、自信のない方のために橋の手前には遥拝所が設けられています。

参道宮崎天満宮参道

夫婦銀杏

参道の橋を渡った右手に手水舎があり、その横に樹齢200年の御神木の銀杏の木があります。根元が一つになった夫婦木で、縁結びや夫婦円満・子宝・安産などの御利益があります。手水舎に隠れて見えにくいため気づかずに通り過ぎる方も多いので、宮崎天満宮へ行かれた時は注意深くご覧ください。

夫婦銀杏夫婦銀杏

狛犬

本殿まで続く階段の入り口を守護する狛犬です。表面は風化していてだいぶ古そうですが建造年数は不明です。一見すると坊主頭のようにもみえる愛らしい表情をした狛犬で、とても印象的です。

狛犬狛犬

おもい叶(かな)うし

拝殿にある願い事が叶う御神牛で、「牛のように ゆっくり焦らず一歩一歩確実に踏みしめて行けば、必ず志しは叶う」という思いが込められている「想い叶う牛」です。
参拝方法は、まず叶えたい願い事を心に強く想いうかべます。次に持ち上げる牛の重さを想像します。牛を持ち上げてみて想像より牛が軽いと感じたならば願い事は叶うと言われています。また、想像より重いと感じても、今よりもっと努力すれば願い事は叶うと言われています。

おもい叶うしおもい叶うし

合格祈願の絵馬

全国的に有名な学問の神様である菅原道真公を祀る宮崎天満宮には、受験生やその家族・友人など受験関係者が多く参拝され、受験シーズンには絵馬掛けにたくさんの合格祈願された 「祈願絵馬」が掛けられます。
初詣で祈願絵馬に合格祈願を書いた受験生には「かち栗」と呼ばれる栗を乾燥させた保存食が配られます。かち栗は「勝栗」として戦国時代の武将が戦の縁起担ぎのために持ち歩いたもので、受験生が試験に「勝」という縁起物として配られています。

合格祈願の絵馬絵馬掛け 宮崎天満宮絵馬宮崎天満宮絵馬

遥拝所

宮崎天満宮の参道の階段は傾斜が急で、子どもや高齢者の方など足元が弱い方が上り下りするのは危険が伴います。足元に自信のない方のために境内の別の場所に遥拝所が設けられていますので、自信のない方はこちらを利用しましょう。

遥拝所遥拝所

宮崎天満宮稲荷神社/八坂神社

宮崎天満宮の境内には稲荷神社と八坂神社が一緒になった摂社があります。稲荷神社は商売繁盛・五穀豊穣、八坂神社は家内安全・疫病退散の御利益があります。

宮崎天満宮稲荷神社/八坂神社宮崎天満宮稲荷神社/八坂神社

周辺の施設

天神山公園

宮崎天満宮の周辺は全体が小高い丘となった天神山となっていて、隣接地には天神山公園があります。公園内には遊歩道や遊具広場、市内が一望できる展望台などがあり市民の憩いの場となっています。また、春には約400本の桜が咲き誇り、宮崎市内で人気の花見スッポットとなっていて、開花時期には「天神山さくら祭り」が開催され、期間中はステージイベントや夜店などがあります。

天神山公園の桜天神山公園の桜

御朱印

拝殿横の臨時販売所に書置きが置いてあります。また、神社鳥居前交差点の対角側に宮崎天満宮の社務所がありますので、そこで直書きしてもらうこともできます。初穂料は500円で、受付時間は午前9時から午後5時となっています。

宮崎天満宮御朱印宮崎天満宮御朱印 宮崎天満宮社務所宮崎天満宮社務所
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アクセス

宮崎市の中心部を流れる大淀川の南側にあります。国道220号線を市街地方面から進み、橘橋を渡って300メートル進んだ交差点を右折(西方面)します。右折したらそのまま城ケ崎通りを500メートルほど進んだところにあります。駐車場は鳥居がある交差点を過ぎて50mほど直進した左手です。

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